今日は朝からNHKの取材でした(24日7時45分放送予定の「おはよう関西」)店舗事務所でのインタビューから現場での撮影、食肉センターへ移動してセリ場の撮影、生産農家さんを代表して松井さんのインタビューと少し慌しかったです。
格付けについての特集らしいですが、松井さんのインタビューでは、生産農家はよい格付けを目指して肥育し、それが結果に結びつけば励みにもなり、購買者から高評価を受ければ、生活が潤うということを話されていました。
販売側からみると、プラス「使いやすさ」「味」という問題もあるのだが、これは好みによるところも大きい。お客様に一番近いところにいる私たちができることは、お客様からいただいた声を生産者にもフィードバックして、次の牛作りに反映させてもらうことだ。生産者は10円でも高く売りたいし、購買側は10円でも安く買いたい。価値相応の価格で売ればなんの問題もないのだが、結局安売りしていまうからどこかに負担がかかり、それがひずみとなる。「適正価格」での商売がだれも苦しまず長く続けられる関係を築けると思う。
松井さんの話にもあったが、格付けが良いからといって、それが「おいしい」とは限らない。もちろん逆もあるのだが、そのあたり格付けに関係なく、平均的にバランスのとれた味に仕上げることができればすばらしいと思う。
格付けは、人間の目での評価なので、格付け委員によってマチマチなのが正直なところである。このあたり機械で測定できればいいのだが。
さて、今年のセリも残すところ2回となりました。
今日は澤井牧場出品の1頭を落札。
出荷者:澤井牧場
蒲生郡竜王町
性別:去勢
素牛の導入元:宮崎県
福之国-安平-隆桜
個体識別番号:0240923633