第6回近江牛枝肉共進会一昨年や昨年と比べると価格的に若干落ちついた感じのする共進会だった。不景気の余波がこういうところにも波及しているように感じる。37頭の出品だったが、格付けと価格のバランスが悪い例もみられた。生産者が考えている以上に購買者は「味」にこだわっているのかも知れない。生産者はやれA−5だのBMSが10だの12だのと格付け評価を気にしているが(当然気にはしないといけないことだが)購買側はそれほど気にしていないように感じる。セリ前に目利きして自店に合う牛が最上であり、買うに値する品である。その結果が価格であり、見栄えの評価より「以前に買ったときにお客さんから評判が良かった農家さんの牛」ということのほうが重要なのだ。



木下出荷者:木下幸雄
近江八幡市大中町
性別:去勢
素牛の導入元:滋賀県(自家繁殖)
安茂勝-照藤-第2安鶴土井
個体識別番号:1230409946