サカエヤの仕入れブログ

近江牛枝肉の仕入れ&入荷状況です。

2009年10月

第26回近江牛枝肉販売会出品40頭の近江牛枝肉販売会でした。格付けに関わらず生産者によって価格差があるように感じる。A5等級でもセリ価格が伸びない枝肉もあったり、近江牛ブランドではなく、生産者ブランドが少しずつ浸透しているように思う。


出荷者:木下幸雄
近江八幡市大中町
性別:去勢
素牛の導入元:滋賀県(自家繁殖)
北湖2-糸福栄-第2安鶴土井
個体識別番号:1241544513

セリ

頭数は少なく高値のセリだった。
格付けこそA4のBMS5だったが中身は7でも通るモノだった。
この肉は、11月6日〜8日に開催される【ガス展2009】において
『大鍋実演!近江牛味噌漬け丼』として無料で試食していただきます。
ただし制限アリ。

出荷者:木下幸雄
近江八幡市大中町
性別:去勢
素牛の導入元:滋賀県(自家繁殖)
安茂勝-菊道土井-照菊波
個体識別番号:1241544452

ガス展

第25回近江牛セリ今日の販売会は東近江市の生産者だけが出品したセリでした。32頭の出品だったが気になったのは、全体的に重量が大きすぎる点である。購買側としてはこれだけ大きかったらステーキ1枚切るにも難儀する。11月頃より近江牛認定店制度がスタートするが、A4以上で年間使用量が定められており、定期的な調査も行うという。これらは販売側に課せられた決まりごとであって、今後は生産側にも枝重400kgまでに限るなどの制約を設ける必要がある。600kg前後の枝肉はいくら格付けがよくても牛にも人間にも負担がかかり、好ましくない傾向である。

実際に、今日のセリでは最優秀賞や優秀賞を受賞した枝肉よりも、他の枝肉のほうが落札価格が高かった。格付けよりも使いやすさが重要視された今日のセリを見ていると、近江牛の目利きたちは本物揃いだと改めて感じた。

モモはいまいち微妙だが、バラ、ロースの評価が良かった田井中さんのヌキを1頭落札。北国茂は北国7の8の後継者としてバラつきがないので期待したい。

出荷者:田井中 龍亮
東近江市大中町
性別:去勢
素牛の導入元:滋賀県(自家繁殖)
北国茂-菊安-豊久
個体識別番号:1241527677

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全国的に見れば、和牛相場は落ち着いているもの近江牛はあいかわらず高い。A4-BMS5といたって普通の枝肉だが、自信アリの肉質である。見た目はA5にかなわないが、ぜひ食べ比べていただきたい。柔らかさだけこだわるのではなく、肉の旨味を追求していけば、こういった枝肉を使いこなすのがベストだと思う。

出荷者:木下幸雄
近江八幡市大中町
性別:雌
素牛の導入元:滋賀県(自家繁殖)
安茂勝-北国7の8-照長土井
個体識別番号:1241544438

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